なぜBCPは『読まれないマニュアル』になってしまうのかを徹底解説
- yamamototate
- 2月28日
- 読了時間: 3分
なぜBCPは『読まれないマニュアル』になってしまうのか |

BCP(事業継続計画)について、現場からこんな声を聞くことがあります。
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この状態こそが、BCPが「存在しているのに機能しない」最大の要因です。
本記事では、なぜBCPは『読まれないマニュアル』になってしまうのかを、人の行動や心理の視点から整理します。
理由① 「今すぐ必要ではない」と感じてしまう
人は、今すぐ困らないものを後回しにする 生き物です。
BCPは、
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という特徴を持っています。
そのため、
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と思われがちですが、結果として 読まれないまま時間が過ぎていく のです。
理由② 情報量が多く「読むハードル」が高い
BCPが読まれない最大の理由の一つが、情報量の多さ です。
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これを見るだけで、多くの人は「後でにしよう」と感じます。
特に現場では、
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という状況が当たり前です。
結果として、BCPは 開かれる前に敬遠される資料 になります。
理由③ 「自分に関係がある部分」が分からない
BCPが読まれない現場では、よく次のような状態があります。
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この状態では、人はBCPを 「自分向けではない資料」 と認識します。
特に医療・介護現場のように、
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というような環境では、この問題がより顕著になります。
理由④ 読んでも「行動に結びつかない」
BCPを読んでも、
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と感じると、人は次から読もうとしません。
一度でも「読んだけど役に立たなかった」という経験をすると、BCPは 読む価値が低いもの と認識されてしまいます。
理由⑤ 「読む場面」が用意されていない
BCPが読まれない組織では、
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というケースが多く見られます。
人は、
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しか、自然には読みません。
BCPが日常の中で一度も登場しない資料 であれば、読まれないのは当然です。
読まれているBCPは何が違うのか |
実際に読まれているBCPには、共通した特徴があります。
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つまり、「読まなくてはいけない理由」が明確なのです。
まとめ:BCPが読まれないのは「自然な結果」 |

BCPが読まれないのは、
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ではありません。
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これらが重なった自然な結果 です。
BCPを機能させるためには、「どうすれば読まれるか」ではなく、「どうすれば使われるか」という視点で設計することが重要になります。
次回予告
次の記事では、「BCPは『分厚いほど安心』という勘違い」をテーマに解説します。
なぜ“薄いBCP”の方が現場では役に立つのか。その理由を整理していきます。




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