BCPが形骸化する企業と機能する企業の違い|なぜ同じテンプレでも差が出るのか
- yamamototate
- 2月16日
- 読了時間: 3分
BCPが形骸化する企業と機能する企業の違い |
同じようにBCPを作成していても、ある企業では災害時に機能し、別の企業ではまったく使われない——。
この違いは、業種や規模、担当者の能力によって生まれるものではありません。
実際には、BCPに対する「考え方」と「扱い方」 に決定的な違いがあります。
本記事では、BCPが形骸化する企業と機能する企業の違いについて徹底解説いたします。

違い① BCPを「完成品」と考えているか、「道具」と考えているか
BCPが形骸化する企業では、BCPは「作成物」「成果物」として扱われます。
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一方で、BCPが機能している企業では、BCPを “道具” として捉えています。
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この意識の違いが、BCPの“生死”を分けます。
違い② 現場が関わっているかどうか
BCPが機能しない企業ほど、BCP作成・更新を 一部の担当者だけ に任せています。
その結果、
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という状態になります。
一方、BCPが機能している企業では、
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特に医療・介護現場では、職種ごとの動きが違うため、現場不在のBCPはほぼ確実に機能しません。
違い③ 「完璧さ」を求めているか、「動けるか」を重視しているか
形骸化するBCPには、共通して “完璧さ” を追い求めた痕跡があります。
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しかし実際の災害では、想定どおりに進むことはほとんどありません。
機能しているBCPは、
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「全部書かない勇気」 を持っている点が、大きな違いです。

違い④ 更新と訓練が“当たり前”になっているか
BCPが形骸化する企業では、
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という状態が続きます。
一方で、BCPが機能している企業・施設では、
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BCPが「動き続けている」ことが、最大の違いと言えます。
違い⑤ 災害を「特別な出来事」と考えているかどうか
BCPが形骸化する企業ほど、災害を 「起きないかもしれない特別な出来事」 と捉えがちです。
そのため、
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結果として、BCPは形だけ残ります。
一方、機能する企業では、
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この現実的な姿勢が、BCPを機能させています。
機能する企業は「BCPを特別扱いしない」 |
BCPが機能している企業・施設は、BCPを過度に重く扱っていません。
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この柔軟さこそが、BCPを“生きた計画”にしています。
まとめ:BCPの差は「考え方の差」 |
BCPが形骸化するか、機能するかは、
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では決まりません。

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この 考え方の差 が、災害時の行動の差につながります。
次回予告
次の記事では、「災害時にBCPが参照されなかった理由」 を、実際によく起きる現場の状況から解説します。
「なぜ誰もBCPを開かなかったのか?」その現実的な理由を掘り下げていきます。




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