BCPは分厚いほど安心?|使える計画書の条件
- yamamototate
- 3月2日
- 読了時間: 4分

BCPは分厚いほど安心という大きな勘違い |
BCP(事業継続計画)を作成・見直す際、次のように考えてしまうことはないでしょうか。
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この考え方は一見正しそうですが、現場でBCPが使われなくなる最大の原因にもなっています。
本記事では、なぜBCPは分厚いほど安心という考え方が危険なのかを整理します。
勘違い① 想定を増やせば安心だと思っている
BCPが分厚くなる理由の多くは、「想定を漏らしたくない」という不安です。
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これらをすべて詳細に書き込むことで、安心した気持ちになります。
しかし災害時の現場では、
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という状況がほとんどです。
想定を増やすほど、現場は「どれを見ればいいか分からなくなる」という問題が生じます。

勘違い② 情報が多いほど役に立つと思っている
分厚いBCPには、大量の情報が詰め込まれています。
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しかし災害直後の現場では、
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情報が多いほど、使うためのハードルは上がります。
結果として、「役に立ちそうなのに使われないBCP」が生まれます。
勘違い③ 「備えた感」が目的になっている
分厚いBCPは、組織に 備えている感覚 を与えます。
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この安心感が、逆にBCPを止めてしまうことがあります。
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結果として、BCPは存在するが、動かないという状態になります。
現場が求めているのは「薄さ」ではなく「絞り込み」 |
ここで重要なのは、「薄いBCPが良い」という話ではありません。
現場が求めているのは、
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という 使いやすさ です。
実際に機能しているBCPでは、
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という構成が多く見られます。
医療・介護現場ほど「分厚さ」は不利になる |
医療・介護現場では特に、
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という特徴があります。
この環境で分厚いBCPを前提にすると、BCPは最初から使われないものになってしまいます。
医療・介護BCPほど、
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ことが重要になります。
「分厚いBCP」が役に立つ場面もある |

誤解してはいけないのは、分厚いBCPが 不要だというわけではない という点です。
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これらの場面では、詳細なBCPは重要な役割を果たします。
問題は、それを「災害直後に使う前提」にしていることなのです。
まとめ:BCPは「2層構造」で考える |
BCPを機能させるためには、次のように考える必要があります。
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この2つを混ぜてしまうと、どちらも中途半端になります。
分厚いBCPは、「安心のため」ではなく「支えるため」に存在させる。
そして現場には、絞られたBCP を渡す。
この考え方が、BCPを形骸化させない大きなポイントです。
次回予告
次の記事では、「BCPを『読む』から『見る』に変える考え方」をテーマに解説します。
なぜ文字中心のBCPは使われないのか。現場で使われる形への変え方を整理します。




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