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㉑やっても“他人事”になる|現場でBCP研修が敬遠される理由


現場でBCP研修が敬遠される理由

ブログ写真1

BCP研修を実施しようとすると、

  • 参加率が低い

  • 反応が薄い

  • 「忙しい」「今じゃない」と言われる

こうした状況に直面することがあります。

しかしこれは、現場の防災意識が低いからではありません。研修の設計が、現場の実態と噛み合っていないことがほとんどです。

本記事では、現場でBCP研修が敬遠される理由について整理します。



理由① 研修内容が「自分事」にならない

敬遠されるBCP研修の多くは、制度の説明、BCPの概要、一般論としての防災に終始しています。

これでは現場は、

  • 重要なのは分かる

  • でも今の自分には関係ない

と感じてしまいます。

現場が知りたいのは、

  • 自分は何をすればいいのか

  • どこで判断するのか

  • 迷ったときに何を見ればいいのか

という 具体的な行動 です。


理由② 「勉強会」になってしまっている

BCP研修が敬遠される大きな理由は、研修が 学ぶ場 になってしまっていることです。

  • 話を聞く

  • スライドを見る

  • 知識を覚える

これらは一見正しそうですが、現場にとっては負担が大きい。

災害時に必要なのは、

  • 知識量ではなく

  • 判断できるかどうか

研修が「勉強」になるほど、現場との距離は広がります。


理由③ 時間と負担が現実的でない

現場で敬遠される研修ほど、

  • 時間が長い

  • 内容が多い

  • 集合が必須

という傾向があります。

特に医療・介護現場では、

  • シフト制

  • 人手不足

  • 急な対応が入る

といった事情があり、長時間研修は 現実的ではありません。


理由④ 「できなかったら責められそう」な空気

BCP研修が敬遠される背景には、次のような心理もあります。

  • 正解を求められそう

  • 間違えたら評価が下がりそう

  • できない前提で見られそう

この空気があると、現場は自然と距離を取ります。

BCP研修の目的は、できない部分を見つけることであるにもかかわらず、逆のメッセージが伝わってしまうのです。



理由⑤ 研修と実務がつながっていない

研修で学んだ内容が、

  • 日常業務で使われない

  • 訓練で出てこない

  • BCPと結びつかない

この状態では、研修は 「一時的なイベント」として処理されます。

人は、使わないものを覚え続けることはできません。



敬遠されない研修は何が違うのか

現場で受け入れられているBCP研修には、共通する特徴があります。

  • 短時間

  • 具体的

  • 判断中心

  • 正解を求めない

  • BCPを必ず使う

つまり、「学ぶ研修」ではなく「試す研修」 になっています。



医療・介護現場で特に意識すべき点

医療・介護現場では、・忙しさ・判断責任の重さ・精神的負担が日常的に存在します。

そのためBCP研修では、

  • 負担を増やさない

  • 失敗を責めない

  • 現場判断を尊重する

この姿勢が不可欠です。



まとめ:BCP研修は「負担を減らす場」

ブログ写真2

BCP研修が敬遠される理由は、

  • 自分事にならない

  • 勉強会になっている

  • 時間が長い

  • 評価されそうな空気

  • 実務と切れている

これらが重なっているためです。

BCP研修の役割は、現場の負担を増やすことではなく、災害時の不安を減らすこと です。

この目的を明確にすることで、研修は受け入れられるものに変わります。


次回予告

次の記事では、「BCP研修を“参加したくなる形”に変える方法」をテーマに解説します。

敬遠されない研修設計のヒントを、具体的に整理していきます。

 
 
 

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